ヒラメの小倉造りはヒラメを昆布〆にして細長く切り、えびすめ(塩ふき昆布)もすごく細長く切って和え、造り醤油の変りに煎り酒に漬けていただく料理です。ヒラメ、昆布、煎り酒の味が合わされとてもおいしくいただけます。ご家庭でも簡単に出来ますので、ぜひ一度作ってみてください。
材料
調味料
作り方
- ひらめは鱗、内臓を取り除き、水洗いをする。
- 水分を拭き取り、5枚におろす。
- 30分程度薄塩(紙塩)をして、水洗いをする。
- 水分を拭き取り、酢に10分程付ける。
- 昆布でサンドイッチ状に挟んで2~3時間おく。
- えびすめ(塩ふき昆布)を針状に細長く切る。
- 昆布で挟んだひらめの皮を引き、7mm幅位に細長く切り、⑥ のえびすめと和える。
- 煎り酒に山葵を添える。
紙塩
- 魚を水洗いして、水分を拭き取る。
- 姿のままの魚の上から半紙をかぶせる。
- 霧吹きなどで紙を濡らす。
- 濡らした紙の上から塩を振り、しばらく置く。
紙塩をすることで味がソフトになる。
紙塩とは
紙塩は魚に直接塩を振るより、魚に半紙をかぶせて濡らして、紙の上から塩を振る事により柔らかい塩味になります。
煎り酒
- 日本酒を煮切ったもの(アルコールを抜いた物)6杯、みりん75cc、淡口醤油 0.4杯、塩ティースプ-ン1杯、梅干し10ケを白焼きして混ぜる。
- 7~8割まで煮詰める追い鰹をして冷ます。
追い鰹
- 追い鰹は煮焚き物などを煮た後、鰹をガーゼに包み容器の中に入れて冷ます。
追い鰹とは
第1のケース(例:フキの場合)
調味料を合わせて煮た出し汁を一度冷ます。ふきに塩をして10分程度置き、熱湯に少し漬け、氷水に漬けた後、フキは綺麗な真青になります。それから色出ししたフキを先ほどの調味料を合わせた出し汁に漬け、鰹をガーゼで包み、フキの中に入れて1日中置き味付けをする。
第2のケース
煮炊き物などを煮た後、出しごと容器に入れ替え冷まし、鰹をガーゼに包み、容器の中に入れて冷蔵庫で冷やし漬け地にする。
漬け地は追い鰹をして、1日位寝かせ味をしみ込ませよりよく味を良くする事。
ご家庭でヒラメを使用される時は人数に応じて、魚屋さん又はスーパーなどで片身又は1/4のサイズで調理してください。
この料理はヒラメでなくても、真鯛、甘鯛、カレイ、メバル、カサゴ、金目鯛、オニカサゴ、アコウ鯛等の白身魚であれば利用できます。