鱧ちりは関西地方、特に大阪の天神祭り、京都の祇園祭りの頃が一番美味しい頃です。
梅雨の時期の雨水が、海水にまじった頃の鱧が一番おいしく、潮の流れが早い淡路島産の鱧は格別です。料亭八木では700g~800gの大きさの最高ランクの鱧を使っていました。
鱧の皮のヌメリは非常ににおいが強く、特に背びれのきわは臭いがきつく、三枚におろした時に、この部分のヌメリが少しでも残れば、臭いがまわって食べられません。
八木では鱧ちりを料理する時は1cm幅につき8枚位の厚みに骨切りをしていました。この時、皮の半分を包丁をし、8枚位骨切りをしたところで切り離し、霜降りをした後、氷水に放すと、ボタンのつぼみの様に見えます。
材料
- はも
- 梅肉
調味料
- みりん
- 料理酒
作り方
- はもは祭り魚とも言われています。
- はもはヌメリをよく取り水洗いをする。
- 開くか、三枚におろす。
- よく切れる庖丁で身のほうから皮の所まで1cm幅につき8枚位に骨切りをする。
- 一度霜降りをして、水分を切る。
- 梅肉などで召し上がりください。
鱧をおろす時は背びれのきわのヌメリをきれに取ってください。ヌメリが少しでも残りますと、湯通しをした時、鱧独特の臭みが残ります。又、三枚におろした時、背の方に細かい骨が残りますので、この骨を薄くすき切にしてから骨切りをしてください。
梅肉
- 梅干しは上質の柔らかい物を選ぶ。
- 裏ごしにかけた梅干しにアルコールを抜いたみりん、酒、砂糖、淡口醤油で味付けをする。
霜振り
熱湯に少し漬けた後、うろこ、血液、汚れ等を流水で洗い流す事により、臭味や汚れを取り除きます。
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